2023年度 / A 軸 (国の予算本線)
公金ルートナビ
国の予算が、 国庫 → 主要経費 → 事項 → 調達契約 → 受注法人 へどう流れるかを 段ごとに俯瞰します。 各段のあいだに 通る経路の数と金額、 そして「どこまで追えて、 どこで追跡が終わったか」を 併記します。 推測で線を引かず、 まだ追えない切れ目はそのまま残します。 用語は末尾の用語集にまとめています。
この図の読み方(3 ステップ)
上から下へ、お金が通る 5 つの段階を並べています。
国庫 → 主要経費 → 事項 → 調達契約 → 受注法人。上の段ほど制度 (予算)、下の段ほど実行 (契約) に近づきます。
色は「どこまで追えたか」を表します。
- 完全追跡= 受注企業まで判明
- 一部追跡= 大手のみ判明
- 前年度事項で推定= 当年度予算明細 未取込・前年度事項で推定 (ADR-7540)
- 未解決= これ以降不明 (未確認)
- 構造的終端(系譜)= 個人受給・法令非開示で終端
- 範囲外= 自治体直営 (B 軸領域)
事項から調達契約への接合 (橋) には別の 4 状態があります:
- 調達まで追えた= 事項から国の調達契約まで接合できた
- 推定接合= 間接的な手がかりで接合 (確証は未達)
- 不明 (未確認)= これ以降が見えない。真の未確認
- 構造的終端(調達)= そもそも企業調達へ進まない/進めない終端 (内訳は下のバー)
段の途中で、集計の軸が一度変わります。
上 3 段は予算の額、下 2 段は契約の額で、段をまたいで金額は連続しません。 この断絶は隠さずそのまま表示します。推測で線を引かず、まだ追えない 切れ目は「不明」「構造的終端」として残します。
この図の用語
- 事項
- 国の予算書で主要経費の下に置かれる支出の内訳単位。この図では追跡の最小単位で、事項ごとに「どこまで追えたか」を記録します。
- 橋(事項 → 調達契約)
- 予算側の事項と、契約側の調達実績を接合する層。予算と契約は別々の制度データのため、接合できたか否かを 4 状態(調達まで追えた / 推定接合 / 不明 / 構造的終端)で区別します。
- 構造的終端
- 公務員給与や個人給付、法令非開示など、制度上そもそも企業との調達契約へ進まない・進めない終端。データの欠損(不明)とは区別されます。
- 取得率
- 全事項のうち、素性(終端タイプ)が判明した事項の割合。分母は「主要経費 → 事項」段の全事項です。
- 調達紐付け率・追跡到達率
- 全事項のうち、調達契約まで辿れた割合(紐付け率)と、受注法人まで到達した割合(到達率)。取得率とは別軸のため、単調な漏斗にはなりません。
- 稀薄年
- この図の収録が薄い年度。基準年は FY2023 で、稀薄年の件数・金額が少なく見えるのは支出の増減ではなく、収録データの差です。